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今年(2005年)のハヌカ祭は、12月26日に始まります。今回は、ハヌカに食べる「ラトケス」と「スフガニア」を作ってみました。

ハヌキアを灯して家族で集い、プレゼントを交換し合う楽しいお祭りだそうです。ラトケスやスフガニアを食べながら、マカビ一族の戦いの話等を子供たちにするのでしょうか。冬休みに、お子さんと一緒に作ってみるのも楽しいことと思います。

ラトケス(ジャガイモのパンケーキ)

  1. ジャガイモは皮をむき、すり潰す(ここで、水分を少し切っておく)。
  2. 玉葱を細かくきざむ。
  3. ボールにジャガイモ、玉葱を入れ、卵、小麦粉、塩を加えてよく混ぜる。
  4. フライパンを温め、サラダオイルを引いて、大さじ1~2杯分を落とし、両面をこんがりとキツネ色に焼く。
  5. 好みに応じて、アップルソースやサワークリームかけて食べる。

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焼きたてがとても美味しいです。ジャガイモ、玉葱はフードプロッセサーで一緒にすり潰してもいいですが、手ですりおろしても、苦になりません。

ラトケスのレシピは、ジャガイモ以外の具を使ったり、マッツアを小麦粉に代えて使ったりと様々なものがありました。それだけ多くの人が食べて、家庭の味、地方の味が出来たのでしょう。ラトケスはイディシュ語で、ヘブライ語ではレビボットといいます。

東ヨーロッパで広く食べられていたものが、移民を通じて広がったとも書かれています。

料理の材料 : ラトケス(ジャガイモのパンケーキ)(4人分)

ジャガイモ(大)4個、玉葱(中)1個、卵1個(混ぜておく)、小麦粉かトウモロコシ粉大さじ2、塩少々、サラダオイル大さじ2

スフガニア(イースト入りドーナツ)

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  1. 砂糖大さじ2と牛乳をよく混ぜる。
  2. 粉をふるい、残りの砂糖、塩、シナモン、卵の黄身、イーストを混ぜ合わせる。
  3. 粉の中に少しずつ牛乳を入れてボール状になるまでよくこねる。
  4. バターを柔らかくして加え、さらにこねる。
  5. ふきんをかけて、冷蔵庫で4,5時間寝かせる。
  6. 生地を麺棒で5,6ミリの厚さにし、ガラスのコップなどで丸い形に切り取る。24枚つくる。
  7. 切り取った12枚の真ん中に小さじ1/2のジャム置く。
  8. 残りの12枚をそれぞれの上にのせ、周りを折り曲げてジャムが出ないように形を整え、卵の白身を付けて封印する。
  9. そのまま30分置く。
  10. 油で両面をキツネ色に揚げ、油を切る。
  11. 粉砂糖をまぶして、出来上がり。

これも、たくさんのレシピがあり、迷いました。ジャムを後から入れるものもありました。揚げている時、ジャムが飛び出さないよう、しっかり止めておきましょう。ボールのようなドーナツの中に赤いジャムが入って美味しいです。生地をこねたり、型抜きをするところはお子さんが喜びそうです。

料理の材料 : スフガニア(イースト入りドーナツ)(12個分)

強力粉3カップ、ドライイースト20g,砂糖大さじ4、卵2個(黄身を分ける)、牛乳3/4カップ(温めておく)、シナモン(粉)小さじ1、塩少々粉砂糖、無塩バター(マーガリン)大さじ2、苺ジャム(赤い色のジャム)、揚げ油

参照

  • 「月刊イスラエル」2005年12月号より(文 : 小川寿美)