日本とイスラエルの国交60周年を記念して、日本・イスラエル親善協会は2月14日(火)、シンポジウム「育もう未来――日本とイスラエルの協力で」を開催しました。
会場となった参議院議員会館講堂には、午後1時30分の開会前から、400人を超える聴衆が続々と集まりました。
両国国歌をみんなで歌ったあと、神藤燿・日本イスラエル親善協会会長と、このシンポジウムを共催した日本イスラエル友好議員連盟の大野功統会長(自民党衆議院議員)が挨拶しました。
シンポジウムの最初に基調講演を行ったのは、ベン=アミー・シロニー・ヘブライ大学名誉教授。イスラエルでの日本学第一人者であるシロニー教授は流ちょうな日本語で、これまでの両国の交流とこれからの交流のあり方について約半時間にわたって講演されました。
パネルディスカッションの第一部は、主として政治・国際関係を取り上げました。コーディネータは、外交評論家の加瀬英明・当協会副会長が務め、ニッシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使、榛葉賀津也・民主党参議院議員(前防衛副大臣)、池田明史・東洋英和女学院大学副学長がそれぞれの立場で両国関係の問題と展望を話されました。
第一部が終わったところで、エリ・コーヘン前駐日イスラエル大使の居合道の演武。コーヘン大使は、学生時代から日本武道の研鑽を積み、空手道五段、居合道四段という両国の文化交流を象徴する人です。 また、公務多忙の中、駆けつけていただいた山根隆治・外務副大臣が日本政府を代表して挨拶をされました。
パネルディスカッション第二部は、文化・経済交流がテーマで、女優の村松英子・当協会副会長がコーディネータでした。パネルには、進んだ灌漑技術を持つネタフィム社日本法人のジブ・クレメール社長と、三好正也・経済団体連合元事務総長にシロニー教授が加わり、幅広い討論が行われました。
閉会に当たっては、秋山哲・当会副会長がシンポジウムのとりまとめと、関係者への御礼を申し述べました。
シンポジウムの内容の詳細は、当協会広報誌「月刊イスラエル」の3 / 4月合併号(3月末発行)に掲載します。
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