日本イスラエル親善協会(JIFA)ビジネス交流委員会は8/10(月)、サムライインキュベート榊原健太郎氏をメーンスピーカーとする講演とディスカッションの会「イスラエルと日本の架け橋プロジェクト – ベンチャー創造の好循環に向けて」を開催致しました。
当日は、イスラエル関連のビジネス・経済情報をお届けする無料情報配信サービス「イスラエルビジネス・経済情報配信メール」の購読者の皆様を中心に、100名を超える方にお越しいただきました。
榊原氏は、TOEIC365点ながらイスラエルに渡り、安倍・ネタニヤフ両首相のトップ会談に同席するまでに至ったエピソードをはじめとして、実際に現地で活動する者ならではの数々の体験談を披露。今後4年以内に計100社に投資するという意欲的な目標を掲げるとともに、「イスラエルは危険、日本は平和だというが、しっかり自分の目でデータを調べること大事。」「過去の実績、評価は関係ない。できないではなくて、やるか、やらないかだ」との強いメッセージをいただきました。
それを受けて行われたパネルディスカッションでは、日立製作所で新事業推進本部長、日立アメリカ上級副社長等を歴任されたコランダムイノベーション(株)CTO武田氏より、「シリコンバレーの有望ベンチャーは既にスキームが出来上がっており日本の大企業が入り込む余地は少ない。ただこのようなベンチャーはイスラエルからコア技術を入手しているので、日本企業はイスラエルとパートナーシップを結ぶべきだ」との新たな視座をいただきました。
また、日本で20年以上活動するiLand6会長兼CEOのトッド・ワルザー氏からは、「ベンチャー投資は失敗がつきもの。まずは1件だけでなく3件ほどイスラエル・スタートアップに投資すべきだ。そうすれば1件は成功するだろう」と、多産多死のイスラエルスタートアップ環境を反映したアドバイスが寄せられました。
全体の進行は政策研究大学院大学専門職の小山田氏が担当。自身のご専門である科学技術イノベーション政策の観点から、またイスラエルへの渡航体験も交え、各パネリストの橋渡しをしていただきました。
講演会終了後は、登壇者を交えた懇親会を開催。50名を超す皆様に、イスラエルワインを片手にネットワーキング、情報交換にご参加いただいております。当協会では、「イスラエルビジネス・経済情報配信メール」の購読者の皆様への情報・交流の場の提供を目的として、今後もこのような講演会・懇親会を定期的に開催してまいります。
当日の詳しい様子は、当協会広報誌「イスラエル」9・10月号(9月初頭発送)に掲載予定ですので、そちらもあわせてご覧下さい。(購読をご希望の方は当協会ウェブサイト「JIFA会員申込」をご参照下さい)
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