こんにちは、JIFA学生部会の下瀬です。

食文化はどの文化圏においても生活と密接に関っている大事な要素です。日本でも「お正月のお節料理」や「年越し蕎麦」など特別な意味がある食事があります。そんな「文化は食に宿る!!!」という観点から、今回はイスラエルの食文化、とりわけスイーツについて紹介します。

スフガニヤ (סופגניה)Sufganiya

Credit: Elisheva Gohar on Unsplash

12月になると、イスラエルの町が甘い匂いで満たされます。ハヌカという祭日のため、ベーカリーの店頭にカラフルなスフガニアが並ぶからです。スフガニヤとは低温の油でじっくり揚げたパンに、苺ジャムをたっぷり入れた、掌ほどのドーナッツのこと。ハヌカの1ヶ月ほど前から販売され始め、その美味しさから、思わず二つ三つと食べる手が止まりません。イスラエルスイーツの中でも国民からダントツの人気を誇る一品です。一方で、カロリー爆弾でもあるので、食べ過ぎと虫歯には注意ですね!最近はカロリーを抑えるために、小さいサイズも販売されているようです。

光と油の祝日であるハヌカにちなみ、この時期は油をふんだんに使った料理が多く食べられます。そのため「正月太り」ならぬ「ハヌカ太り」する人が多いんだとか。そんな、イスラエル人を魅了するスフガニヤ、ぜひ皆さんも一度食べてみたいですよね。日本イスラエル大使館のクックパット公式アカウントから、スフガニヤのレシピを見ることができます!ぜひ挑戦してみてください。

ハルヴァ (חלבה) Halva

Credit: ELISHEVA MARGULIES

イスラエルスイーツといったらこれ!ハルバです。スーパーでは、個包装になっているハルヴァも売られているので、ばらまき用のお菓子としても◎。

歴史ある伝統的なお菓子で、ハルバを起源とするお菓子が、中東、アジア、ヨーロッパ、南米など、世界中に伝わりそれぞれ独自に発展しています。イスラエルのハルヴァの特徴はなんといっても豊かなゴマの香り。有名なねりごま調味料、タヒナ[טחינה]と蜂蜜やナッツをまぜ、型に押し込み成形します。

テルアビブのカルメル市場や、エルサレムのイェフダ市場では、豊富な種類のハルヴァが量り売りされおり、試食させてもらうことも可能。堅そうな見た目とは裏腹に、口の中に入れた瞬間、ホロホロととける口当たりの良さが魅力です。

ハマンの耳 (אוזן המן)‎ Ozen Haman

Credit: Haaretz Archive

「ハマンの耳」は型抜きした生地でポピーシードやマジパンなどの具を包み、三角形の形に成形したクッキーです。2−3月に行われる春の祭日、プリム(פורים, purim)における代表的なスイーツです。

プリム祭は旧約聖書:エステル期に由来しており、エステル記に登場する悪役、ハマンにちなんでハマンの耳と呼ばれています。名前の由来には諸説あるようですが、一つは、ハマンの帽子が三角形だった説。もう一つは、ハマンの耳を食べてしまうことで、ハマンに復讐するためという説です。

そんな背景とは裏腹に、甘さ控えめでサクサクとしたクッキーと、しっとりした中身のハーモニーが最高なお菓子です。お茶やコーヒーが進みます!チョコレートやナッツ、ゴマ餡、フルーツ餡など様々な味があるので、みなさん、お気に入りの味を探すために、ぜひプリムの時期にイスラエルに滞在してみては。筆者のおすすめは、イスラエル名産のデーツ餡が入ったものです、ご賞味あれ!

おわりに

以上、イスラエルスイーツの紹介でした。知っていたという人も、まだ食べたことが無い人も、ぜひイスラエルに訪れた際には食べてみてくださいね!

学生部会として、これからイスラエルの文化や歴史について記事を書いていきたいと思います。リクエストやご意見等がございましたら、気軽にコメントよりお問い合わせくださいませ。

  • この記事を書いた人

    下瀬美幸
    早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科3年国際行政学ゼミ所属。アンネの日記からユダヤ文化に興味を持ち、イスラエルパレスチナ問題、ヘブライ語などを勉強している。日本とイスラエルの相互理解を深め、文化的交流を活性化したいと考え、JIFA学生部会の再始動をすることに!来年、キブツに参加することを計画中。