新型コロナウイルスにより世界中の国と地域が入国制限を行っています。飛行機に乗ることさえ自由にならない現状ですが「妄想世界旅行」なら可能性は無限大。そこでイスラエルの魅力的な10の風景をピックアップしました。

この世界的危機が収束するその日まで、どうぞ想像上だけでも旅行に行ってみませんか?

1. ゴラン高原

Sunset of the Sea of Galilee © Max Shamota/Shutterstock

水と自然が豊かで、様々な表情を見せてくれる美しい地域。イスラエルで最も標高が高いヘルモン山では冬に雪が降ることもあります。イスラエルの多様な気候を代表する絶景です。

2.アッコ旧市街

St. John Church above Acre’s southern sea wall, Acre, Israel © Oren Rozen/Wikipedia

アッコ旧市街はユネスコの世界文化遺産の一つ。地上にオスマン帝国時代の建築物が数多く残り、歴史学的にも非常に価値のある地域です。

3. テンプル騎士団トンネル

Accre Israel © StateofIsrael/Wikipedia

同じくアッコ旧市街、地下に残存する十字軍時代の大規模な遺構です。観光のために入場することができます。

4.バーブ廟

Israel – Haifa – Bahai Gardens 004 © EdoM

活気あふれるハイファに突然現れる美しい庭園は、バーブ廟です。バーブ教の開祖が眠り、イスラム教系新宗教バハーイー教の聖地として巡礼が行われています。

5.ジフロン・ヤアコヴ

Panorama of Zichron Ya’akov.Israel © Konstantnin/Shutterstock

赤い屋根が特徴的な街。ルーマニアからの移民が多かったことから東欧の雰囲気を色濃く残す街並みです。ワインの工場があり、美味しいワインと美しい街並みを楽しむ観光地として人気のある街です。

6.テル・アビブ

Tel Aviv. Copyright © Sisterscom.com / Shutterstock

イスラエルにおける経済的大都市、テルアビブ。巨大なオフィスビルが建ち並びます。一方で趣向を凝らしたお洒落なカフェやレストラン、バウハウス(Bauhaus)様式の白い建物が点在していたりと芸術の街の一面も。

7.エルサレム

Jerusalem. Copyright © Sisterscom.com / Shutterstock

世界中から巡礼者が集まる聖地であり、また対立の絶えない土地エルサレム。町は新市街と旧市街に別れていますが、観光の見所は旧市街。名物のエルサレムベーグルはザァタと呼ばれるハーブをつけて御賞味あれ。

8.死海

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地表が世界で最も低く、マイナス430mに位置する塩湖。美しいエメラルドブルーの湖面と、豊富なミネラルには美容効果が期待できるとして人気の観光地。しかし近年は湖面低下が顕著になり、海岸部の地盤沈下の問題も顕在化してきています。

9. ネゲブ砂漠

mitzpe ramon © olga/wallpapersgood

イスラエルの南部にはネゲブ砂漠と呼ばれる乾燥地帯があります。その砂漠の真ん中に位置するちいさな町、ミツペラモン。エイラットに向かう公道上にあり、アルパカ牧場やラモンクレーターを観光することができます。

10.エイラット

Eilat Central Beach. Copyright © Sisterscom.com / Shutterstock

イスラエル最南部にあるリゾート地、エイラット。紅海に臨み、国内外からの旅行者がマリンアクティビティのために訪れます。イスラエルの中でも一味違う素敵な町です。

あとがき

多様性にあふれ、一つ一つの地域が魅力と歴史に満ちている国イスラエル。日本では観光地としての知名度があまり高くありませんが、一度訪れるとイスラエルの印象がすっかり変わるほど美しい国の一つです。

私の中で一番心に残る情景は、死海を一望できるメツァダ山から朝日を臨む瞬間。湖面に反射する朝日と、荒涼とした砂漠のコントラストが異国情緒を盛り上げてくれます。

メツァダ山から朝日を臨む © 著者撮
  • この記事を書いた人

    下瀬美幸
    早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科4年国際行政学ゼミ所属。アンネの日記からユダヤ文化に興味を持ち、イスラエルパレスチナ問題、ヘブライ語などを勉強している。日本とイスラエルの相互理解を深め、文化的交流を活性化したいと考え、JIFA学生部会の再始動をすることに!来年、イスラエルで就職することを計画中。