Bluetooth実行時の不具合によって、2台の脆弱なデバイス間でやり取りされるデータが盗聴者に傍受されたり、改ざんされたりする可能性を、イスラエル工科大学(テクニオン)の研究チームが発見したというニュース。

傍受・改ざんが起きるには、盗聴者がペアリングの手続きを行っている最中に、標的となるBluetoothデバイス2台が無線交信可能範囲にいなければならず、さらにこの2台ともが脆弱でなければならないというかなり限定的な状況が必要。近日中にソフトウェアとファームウェアのアップデートが配布される予定とのことだが、心配であれば使用しない時はBluetoothをオフにするといった対策が必要だ。

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    青海遼
    JIFA理事。東日本大震災時に宮城県南三陸町に来たイスラエル国防軍(ホーム・フロント・コマンド)の医療支援チームを見て、イスラエルに興味を持つ。現在、JIFA最年少理事として学生部会をはじめとした若い世代の交流事業に従事。