高い迎撃率を誇るイスラエルのミサイル防衛システム「アイアンドーム」の基幹技術が、世界各国の重要インフラの監視・制御技術に使用されているという紹介記事。
「アイアンドーム」のコマンド制御システムを開発したmPrest社は、社会インフラを管理するシステムを数多く手がけているとのこと。例えば、農業分野で灌漑などを制御管理するシステムや監視カメラからゴミ、駐車問題など街全体をコマンド制御するシステム、通信インフラのセキュリティ対策や管理システム、自動車などの盗難車両を追跡するシステム等々。
現在は電力インフラへの取組を強めており、既にアメリカのニューヨーク州ではコマンド制御システムを導入済みだという。各機器に設置したセンサーからのビッグデータを収集・AIにより解析し、修理やメンテナンスが必要な箇所を前もって警告したり、今後問題が起きそうな変圧器を先に予測するといった機能を備えているとのこと。
この記事を書いた人
- JIFA理事。東日本大震災時に宮城県南三陸町に来たイスラエル国防軍(ホーム・フロント・コマンド)の医療支援チームを見て、イスラエルに興味を持つ。現在、JIFA最年少理事として学生部会をはじめとした若い世代の交流事業に従事。