「米大手通信会社が使用するSupermicro製のサーバーからスパイチップが発見され、中国人民解放軍の関与が疑われる」とのBloombergのスクープは、世界中で様々な議論を巻き起こしている。

このスパイチップの存在を証言したのは、ハードウェアセキュリティを専門とするアメリカのSepio Systemsであるが、CEOのYossi Appleboum氏はイスラエル国防軍の8200部隊出身である。8200部隊はイスラエル国防軍のサイバー攻撃・防御の超精鋭部隊であり、出身者はIT系、特にサイバーセキュリティー関係で起業することが多いが、今回の証言もそれを象徴する出来事と言える。



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    青海遼
    JIFA理事。東日本大震災時に宮城県南三陸町に来たイスラエル国防軍(ホーム・フロント・コマンド)の医療支援チームを見て、イスラエルに興味を持つ。現在、JIFA最年少理事として学生部会をはじめとした若い世代の交流事業に従事。