タンパク質を主成分とするユニークな人工甘味料を開発するAmai Proteins社、味覚受容体への効率的な伝達を考慮した甘味料を開発するDouxMatok社の紹介記事。

Amai Proteins社が開発するのは「甘い」タンパク質。同製品を使用することで既存の製品の味を変えずに砂糖を30~80%削減可能であり、自然由来のそれは非常に効果であるところを、遺伝子操作技術で安価に大量生産できるようにしたところに同社の独自性があるという。社名は日本語の「甘い」から取っているらしい。

一方、DouxMatok社が開発する甘味料は本物の砂糖がベースであるが、効率的に味蕾に到着し、通常よりも長く甘味が味蕾に留まることで、少量の使用で済むとのこと。最大50%使用量を削減することが可能だという。

ビーガンが多く、培養肉のスタートアップ等は耳にすることが多かったが、こうした人工甘味料の分野でもユニークな企業が存在する事は驚きだ。

  • この記事を書いた人

    青海遼
    JIFA理事。東日本大震災時に宮城県南三陸町に来たイスラエル国防軍(ホーム・フロント・コマンド)の医療支援チームを見て、イスラエルに興味を持つ。現在、JIFA最年少理事として学生部会をはじめとした若い世代の交流事業に従事。